大木伐採の基本～安全に取り組むために必要なこと～

大木伐採を安全に行うためには

大木伐採をするなら、周囲の建物や人を傷つけないように配慮します。安全性を考慮して進めないと関係がない人を、巻き込んだ事故が起こるリスクもあります。どのように作業すれば、問題なく進めることができるでしょうか。

安全に大木伐採を行うにはプロにお任せすること

専門業者が増えていて植木屋や便利屋が大木伐採サポートを行っていきますが、一定の費用はかかります。木が大きいほど値段もあがり、数十万円かかるケースもあります。それでもプロにお願いする人が多いのは、安全面への配慮です。高いところに足場を作って作業するため、自分で挑戦するのは危険です。大きな木に登るだけでも怖いのに、作業のために両手が塞がってしまいます。チェーンソーなど専用機器の扱いも慣れないと難しいので、大木伐採をプロに任せると安心でしょう。

業者で行っている大木伐採の方法～安全性を重視するなら？

枝を細かくカットする方法が安全です（40代／男性大木伐採業者）

上のほうから木を順番に倒していって、伐採する方法です。切断回数が多くなると作業量が負担になりますが、比較的安全で進めやすい方法です。高いところに登っても安全に作業できるように、集中して取り組みます。私たちは慣れもあってどんなときでも落ち着いて対処できますが、一般の方が挑戦するのはあまりおすすめできません。

切り込みを入れる箇所が肝心です（50代／男性大木伐採業者）

木が倒れやすい状態にするにはどの場所にどのくらい切り込みを入れたらいいのか、経験から見極めます。伐採した木が他の木にかかってしまうと危ないので、切り込み場所の選択は重要です。大木の状態だけでなく周囲の環境までしっかりと考慮したうえで、実際の作業に入ります。かかり木と呼ばれる状態になったらすぐ対処しないと大きな事故につながるため、プロの判断は不可欠です。

大木伐採をする前の準備が肝心

大木伐採をはじめる前の、事前の準備も重要です。安全に作業を進めるためにどんなところに気をつけたらいいのか、具体的なアイディアを見てみましょう。

大木伐採の前にやっておくべきこと

お祓いをする: 一カ所で長い間育ってきた庭木には精霊が宿るとも言われていて、お祓いを検討します。感謝の気持ちを伝えるため、盛り塩やお神酒でお清めしましょう。言い伝えにすぎないと思っていても、何もしないで作業すると不安になります。不慮の事故が起こってしまうと「やっぱり」と後悔するケースが多く、しっかり儀式をすませておくと安心でしょう。自分たちの都合で切ってしまうことを謝罪して、見守ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝えます。
安全を確認しておく: 大木伐採する周辺を調べて、頭上に落ちてきそうな木や巻き込むリスクがある枝を特定します。大木伐採するときに周囲に人がいると危ないので、関係者以外にも事情を説明しておきましょう。囲いをするなど何らかの警告を出し、一定時間は近寄らせない工夫をします。木が倒れてきたときにどちらの方向に逃げるかを確認して、実際の作業を進めます。3mは離れた場所の木を退避先として考えて、安全面を徹底しながら大木伐採してください。

作業リスクの低下につながる

前準備をしっかり行うと安全性を確保できて、不安なく作業できます。紹介した以外に服装や天候などいろいろな条件が関わってくるので、業者に相談してください。